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医療方針


当院は長野県松本市の南方、牛伏川に沿う閑静な場所に位置しています。
昭和7年に精神科の専門病院として開設され、昭和46年に医療法人愛生会松岡病院となり今日に到っています。
当院の精神医療の歴史は長く、まさに日本の精神医療の歴史でもあります。
この歴史の重みを感じながら21世紀の今日、時代の要請の応えられるような精神医療を実践していくよう努めています。
当院が特に力点を置いている医療方針は次の点です。

1. 統合失調症のリハビリテーションの推進
統合失調症は、人口の約1%と発症頻度の高い疾病であり、精神科の日常診療においてウェイトの高いものです。
統合失調症の方によく見られる生活のしづらさを工夫することにより、その人がその人らしく生きられるように支援したいと考えています。

2. 老年期精神障害への取り組み
高齢者社会の進行とともに認知症を含む老年期精神障害が増加しています。
当院では老年期の特性を踏まえて「心身機能」の保持に努め高齢者が日々の生活の中に喜びや楽しみを見出すことができるように支援します。

3. チーム医療の実践
精神医療においては、このチーム医療がいくら強調されてもされ過ぎることはないと考えています。
社会が複雑化し精神障害も多様化する中、多職種がそれぞれの役割を発揮して障害を持った方に関わることが包括的治療となります。
当院では個々の障害者が抱えている問題の応じて地域の保健師やケアマネージャー等とも連携を積極的に取るように努めています。

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